仙崎かまぼこの伝説はこうして生まれた

 先ごろ、元気モリモリかまぼこ体操の取材のために、山口県宇部に出かけた。山口県内には宇部、萩・仙崎、下関、防府…と高品質の板かまや竹輪の一大生産地が点在しているが、その美味しさは、全国に名を轟かせている。

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 中でも、仙崎かまぼこの名称は、昔から有名だ。歴史書を紐解けば、しっかりとした経緯が記されているのだろうが、以前、地元の長老から聞いた話しを紹介すると、


 仙崎かまぼこが、日本全国に知られるようになったのは、第2次世界大戦の敗戦後、満州からの引き上げ者や、シベリアに抑留されていた日本兵たちが、乗り込んだ引き上げ船。これで晴れて故国に帰ることができると涙する彼らに1番最初に提供された食事が、仙崎かまぼこだったという。

 その食事を食べて一息ついた引揚者たちが、やっと故国の日本に帰ることができたと、祖国への思いと故郷に帰ることができると実感したのがかまぼこを食べた瞬間だったという。

 日本への郷愁、国で待つ肉親、父や母、嫁や子供たちとの再会を夢見る彼らにとって、その美味しさは、さぞや、身に沁みるものだったろうことは想像できる。引き上げ船の寄港地だった仙崎から日本全国に故郷に帰っていった彼らが、船上で食べたかまぼこの美味しさを感動とともに周囲に伝えたことから、仙崎かまぼこの美味しさが伝説として各地に広まったとされる。



 そんな話を思い出しながら、山口宇部空港の売店のかまぼこを見ていると、つい1本、土産に購入した次第である。











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