一正蒲鉾㈱は、このほど、2021年6月期第1四半期決算(連結、2020年7月1日から9月30日)を発表した。
それによると、売上高78億4,300万円(対前年同期比△0.5%)、営業利益1億6,600万円(前年同期は△200万円)、経常利益は1億7,700百万円(前年同期は△5,500万円)、親会社株主に帰属する純利益は1億3,100万円(前年同期は△1億9,800万円)となった。
セグメントの状況は、以下のとおり。
水産練製品・惣菜事業
主力商品群の「カニかま」は、魚肉たんぱくが手軽に摂れる食材としてメディアに取り上げられ、健康志向が続くなかで販売が伸長。定番商品である「サラダスティック」、「オホーツク」、「ピュアふぶき」や、「大ぶりカニかま」も好調に推移した。
一方、おでん商材の「揚物」については、長梅雨があったものの、今夏は猛暑が続き、例年であれば販売が本格化する9月に入っても気温が高めに推移したことにより軟調に推移した。
利益面においては、新興国の経済成長や世界的な健康志向の高まりから水産加工品需要が拡大し、すり身価格が高止まりの状況が続いているが、生産ライン合理化や、エネルギー単価下落の影響もあり、前年同期を上回る結果となった。
以上の結果、セグメントの売上高は66億7,400万円(前年同期比200万円の減少)、営業利益は△4,100百万円(前年期は△1億3,400万円)となった。
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