
参加者はなりわい交流館を中心とするかまぼこ通り一帯で、新酒めぐりのようなスタイルでかまぼこ店などが用意したおつまみと、神奈川県の全13蔵の日本酒を飲んだり食べたりしながら秋の食べ歩き散歩を楽しんだ。
最終週の10月24日も、絶好の秋日和に恵まれて、200人を超える参加者が次から次と訪れた。若いカップルや親子連れ、年配の夫婦などが日本酒を片手に、おでんや魚の開きなどを楽しんでいた。

この日は、フランスのテレビ局・5チャンネルの取材も入った。ディレクターのシモン氏は「フランスでは、SURIMIとして、カニカマが定着しているが、カニカマ以外のねりものはまったく知られていない。SURIMIを生んだ本場・日本のねりものの実態を紹介したい」と語る。
ねりものの歴史や、日本人にとってねりものとはどんな存在なのかどいったことを、ドキュメンタリーとして紹介する。
シモン氏は、イベントへの参加者たちにインタビューをしたが、そのたびにねりものについて、饒舌に語る参加者に「本当に驚いた。みんながみんなねりものについて熱く語ってくれた。かまぼこの産地である小田原という場所を差し引いても、ねりものがいかに日本人の間に定着しているかを実感した」と驚きの表情をみせていた。
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