それによると、ちくわ・かまぼこ生産量は3万3515㌧で前年比4・5%増と4カ月連続でプラスを記録した。コロナウィルスの影響で様々な経済指標が大きく悪化を示す中で、水産ねり製品支出は、予想外に好調な推移を辿っている。総務省の家計調査でも5月のねり製品支出は、4カ月連続で増加とそれを裏打ちしている。
観光・レジャー関連のお土産、給食、外食需要が大きく減少する一方で、内食需要の伸び率は想像以上に大きいとみることができそうだ。
品目別の動きをみると、あげものを中心にちくわ、なると・はんぺんが好調で、包装かまぼこも増加に転じた。あげものは1万4090㌧で1388%増、なると・はんぺんは1883㌧で8・7%増、包装かまぼこは1138㌧で2・9%増。
反面、板かまぼこ、その他はふるわなかった。板かまぼこは2485㌧で3・9%減、その他は8669㌧で5・8%減だった。
1-5月累計では、17万7344㌧となり、前年同期比0・3%増とプラスに転じた。昨年からずっと減産が続いていた揚げものの需要回復が急。また、ちくわも順調に推移している。


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