有名観光地はどこも予約必須?

 朝のワイドショーを見ていたら京都の祇園で、舞妓さんを追い回す〝舞妓パパラッチ〟のニュースを報じていた。受け入れ体制を超えた人数の旅行者が観光地を訪れることを「オーバーツーリスム」というそうで、世界中の人気の観光地で関係者は頭を悩ませているそうだ。

 日本でも京都の街は、世界中から押し寄せる海外からの旅行客で満杯状態。本来は祇園の魅力である、落ち着きも静けさも雲散霧消し、都会の歩行者天国のような有様で、風情も情緒もあったものではない状況に陥っている。舞妓を呼び寄せ、お茶屋遊びをする粋筋は、雑踏と化した祇園から足が遠のき、お茶屋さんや町屋は商売に支障が出ているという。

 祇園の業者組合では外国人は立ち入り禁止にしてもらいたいとの強硬姿勢まで打ち出し、あれこれ対策を立てている。
 国際間で経済の平準化が進み、海外旅行も、いまや一部の富裕層だけではなく、一般庶民も手軽に外国の国々に出かけられるようになった。

 京都の祇園騒動は、日本だけに限ったことではなく、世界各地で発生している。オードリーヘップバーン演じる王女とスクープを狙うグレゴリーペックの新聞記者が繰り広げる名画・ローマの休日で有名なスペイン広場の階段では、坐ることはおろか、アイスクリームを食べると罰金という法律が成立している。

 フランス・パリのルーブル美術館も近く、予約制になるようだ。そういえば、白雪姫のお城のモデルになったというドイツのノイシュバンシュタイン城もネットで予約を申し込まないと見学ができないし、スペインのグラナダにあるアルハンブラ宮殿の予約券を手にするのは、大変な苦労が伴うと聞いた。

 バルセロナのガウディが設計したというサグラダファミリアも日本からネットで予約しておかないと入場できないという。世界中、至るところでオーバーツーリスム対策に頭を悩ましている。これがグローバル化ということなのだろうか。

東蒲新聞11月30日号から


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