スケトウニュース 函館水産試験場

 北海道立総合研究機構・函館水産試験場では、11月26日、道南太平洋海域スケトウニュース(平成30年度道南太平洋スケトウダラ産卵来遊群分布調査・2次調査)を公表した。 


 函館水試調査船「金星丸」と釧路水試「北辰丸」により行われたスケトウダラ資源調査の結果。調査期間は2018年11月13~18日。調査海域は、道南太平洋の水深100~600mの海域。


 それによると、①スケトウダラの海域平均反応量は、前年同期を下回った。②魚群反応の強い海域は登別~白老沖。③スケトウダラとみられる魚群反応は、渡島沖で水深350m以深、胆振沖で水深300m以深。海底に張り付いた反応は、水深350~450mにかけて。④水温は、渡島沖、胆振沖ともに平年よりも高い。とくに、水深150~200mにかけては、平年よりも3℃前後高い。


 詳細は次のとおり。

 1.スケトウダラとみられる魚群は、渡島から日高海域にかけて観察されたが、その中でも胆振沖の182、184漁区に強い反応があった。また、166、167漁区(静内沖;Qライン付近)にも比較的強い反応があった。


 2.渡島から胆振にかけての平均反応量は、前年同期を下回り、金星丸による調査を開始した2001年度以降では、2001年度、2002年度に次ぐ低い値となった。


 3.スケトウダラとみられる魚群反応は、主に渡島沖で水深350m以深、胆振沖で水深300m以深に観察された。海底に張り付いた反応は、渡島・胆振海域ともに水深350~450mにかけてとな っていた。


 4.今年度の漁獲物調査は、前年度同様、海底から浮いている魚群を対象とし、中層トロールにより実施した。その結果、苫小牧沖の水深410m付近で浮いていた魚群(曳網層:水深360m前後)は、体長(尾叉長)40~45cmのスケトウダラ成魚が主体となっていた。


 5.調査海域の水温は、渡島沖(南茅部沖)、胆振沖(登別沖)ともに、平年(2002~2017年度のこの調査における平均値)よりも高くなっていた。とくに水深150~200mにかけては、平年よりも3℃前後高くなっており、2016年11月の調査結果とほぼ同様な水温の分布状況となっていた。


 次回の調査は年明け後の1月中旬(2019年1月15~23日)を予定している。













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