品評会に思うこと

 現在、第65回全国蒲鉾品評会のガイドを製作中だが、品評会について思うことをひとつ。

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 全国のかまぼこ業者の中には「品評会に出品しても商売の足しにもならない」と、出品をしないケースがある。いまは廃業してしまったが、東京・浅草にあった名店・蒲長商店の故藤田一丸さんもそんな1人だった。「大層な肩書きの先生方に、評価してもらわなくても、うちは、お客さんに評価してもらって、商品を購入してもらえば十分」と常々言っていた。


 そうした考えにも、一理あるとは思われるし、企業姿勢としてあっても良いかも知れない。繁盛店の商品は、食べると、例外なく美味しいし、繁盛するのも納得はできる。そのためか、名店と呼ばれる業者の中には品評会軽視、あるいは無視を決め込んでいるところもないではない。先輩から、あるいは修行先で、覚えた技術のみに固執して、他所のやり方に接する機会がほとんどない、という例がけっこう多い。


 事実、かまぼこ業者の中には、同業他社の工場、店、商品を見たことがないというケースが意外に多い。全国では、これまでに体験したことがない技術や、見たこともない商品が日々、作られ続けている。井の中の蛙になっていては、時代に置いてゆかれる。品評会を有効に活用して欲しい。


 最近、各地の老舗・名店が、品評会へ出品する回帰現象が見られる。かまぼこ製造技術の一層の向上のためにも、より積極的な参加を期待したい。







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