かまぼこ屋の現実

 東京蒲鉾組合の加入員は、3月末で71社。このうち、3社が休業中で、実質、68組合員ということになった。ずいぶん、寂しい軒数だが、この傾向は、日本全国どこも同じだ。先日、大蒲組合(大阪)で、聞いた話では、組合員は約36社ということだった。


 大阪でも、最盛期には、150軒近いかまぼこ屋が存在し、組合に加入していない業者も同数くらいあったというから、東京の状況によく似ている。細工かまぼこで有名な富山でも、この20年間に、70数軒から36軒に半減したという。
 

 この原因は、いろいろだろうが、多くの関係者が指摘するのは、冷凍すり身の普及と、機械化による大量生産をあげる。ある機械メーカー関係者は笑う。「年々、職人がいなくなり、いまは、素人がかまぼこを作っている。本来なら、機械屋は、かまぼこ屋のアシスタント的な立場なのに、むしろ機械屋の方が、かまぼこ製造については詳しくなっている」と。


 こうした動きは、かまぼこ業界のみにとどまらない。駅周辺の店は、ほとんどが外食産業チェーンの店で、個人店は隅に追いやられている。町の食堂、うなぎ屋、寿司屋、そして薬局など、すべての業種がチェーン化された店に牛耳られているのが実情だ。


 個人店の特長が出せない時代。だからこそ小さくてもキラリと光るかまぼこ屋であり続けて欲しい。





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オークリー レンズ
Excerpt: かまぼこ屋の現実 速報かまぼこニュース/ウェブリブログ
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Tracked: 2013-07-06 01:09