タイのすり身生産量は、年間約9万㌧。対日輸出量は、12年度1-12月実績で5万7000㌧で、2011年度比で、約7000㌧減少している。タイのすり身工場からすると、日本は最大のお得意先となっている。
タイ国内の工場数自体は、それほど多くはないが、各工場ともそれなりの規模で生産をしている。エリアによって取れる魚が違う。メインは、マハチャイ地区でイトヨリ、エソ、グチ」といった魚種が中心。南部地区はママカリとか、そうした魚種が、中心。
日本のかまぼこユーザーにとって、有利な点としては、
東南アジアの中でも、歴史があるので、一番、品質が安定していること。対日の輸出量が順調に推移しているのは、品質の裏づけがあるという証明でもある。他の国に比べ、単一の魚種の生産、たとえば、イトヨリ100%のすり身を生産しているので、ミックス品といった類が少ないのが特長だ。
6年くらい前から、インドネシア海域から、タイの漁船が魚を持ち帰ることができないという事態が続いていたが20
12年11月インドネシア海域のライセンスが発行されたことによって、インドネシアから魚が持ち込めるという流れが出てきた。しかし、2013年に入ってから、原油価格が高いため、浜値が割高で、なかなか潤沢にタイのほうにもってこられないという状況にある。本来ならば20%くらい入荷が増えると見込まれていたが、いまは、コストの問題で、魚が増えていない状況だ。
次に問題点。
いま、タイは人件費、その他インフラコストが高騰している。昨年度、最低賃金が300バーツにアップしたこともあり、生産コストに跳ね返り、浜値が落ちても、生産コストが下がらないという環境にある。それが、すり身価格に影響している。
人を集めるにも苦労しており、隣のミャンマーから人を入れてという動きもあるが、ミャンマー人の人件費も高くなりつつある。タイにおける人集めも優秀で高い給料を求める人は、内陸の方に向かっているという傾向にある。海岸沿いにあるすり身工場では人を集めるのに苦労している。
浜値についても、他国に比較して割高感がある。最近では、円安の為替の問題。もともと表面単価が高いことに加え、為替に対する影響が大きくなりそうだ。
ちなみに2012年平均で1バーツあたり2.57円。年明け後は、1バーツ2.88円と30銭程度のパーツ高、円安になっている。
また、この2、3年、グチの生産が滞っているという現状がある。タイの主漁場は、ラノン海域、アンダマン海、シャム湾。シャム湾では、グチの入荷が厳しい。ほとんどの原料がラノン原料に頼らなければならないというのが実情だ。
グチが獲れる国は、中国、タイ、ベトナムの一部だが、なかなかタイに代わるところがない。魚体のほうは、ラノンあたりは割りと大きなものが獲れるが、価格の問題もあり、そうしたものは、ラウンドで凍魚として中国にもっていってしまう。シャム湾については、魚体が小さく、日本側が求める品質のものが、少なく、最上品が獲れないというのが実情だ。
ブログ気持玉
この記事へのトラックバック
フェラガモ アウトレット
Excerpt: タイのすり身事情 速報かまぼこニュース/ウェブリブログ
Weblog: フェラガモ アウトレット
Tracked: 2013-07-03 07:41
この記事へのコメント