品評会審査に寄せて 鈴木たね子審査員

 かまぼこ業界最大のイベントである第64回全国蒲鉾品評会は、無事に終了し、各賞も決定したが、審査にあたった5人の審査員は、どのような印象を持ったのだろうか。かまぼこ製造に従事している関係者にとっては、興味のあるところである。詳細は、水産煉製品新聞の4月25日号の発行を待って頂くしかないのだが、一部を紹介しておこう。

 国際学院埼玉短期大学の鈴木たね子客員教授は、第64回全国鉾品評会の審査を終えて「栄養価からみた出品蒲鉾」とする感想を寄せている。その中で、鈴木教授は次のように触れている。

       
 『消費者は蒲鉾の中にすべての栄養素がつまっていることを期待して食べているわけではない。料理の献立材料の一つであるから、献立のなかで栄養バランスを考慮すればよい。例えばサラダにカニ風味蒲鉾を入れたり、「おでん」のように種々の蒲鉾を主材にして大根や葉菜を加えて煮込んだりするのは栄養バランスの良い食べ方である。
 
 
 
 

 そのような栄養バランスの良い料理のなかで、蒲鉾の占める役割は何と云っても魚肉タンパク質にある。魚肉のEPAやDHAのみならず、魚肉タンパク質とくに蒲鉾のように加熱されたタンパク質に種々の生理活性機能があることは、全かま連の平成15年から21年の7年間にわたる助成研究で明らかになっている。

 
 
 動物実験の域を出てはいないが、大腸癌の抑制効果、肥満の抑制、血糖値の上昇抑制作用、脳機能改善効果などの作用が明らかになった。
 
 
 
 
 

 その有効成分は蒲鉾のタンパク質が体内で消化されて出来るペプチド(アミノ酸が何個か連なっているもので、低分子のペプチドはそのまま吸収される)ではないかといわれるが、どのようなペプチドかは今後の研究を待たなければならない。
 
 

 出品された蒲鉾のどれを食べても、どれもが魚肉タンパク質を含んでいるので有効である。健康維持増進のために、出品された多くの製品のなかから好みにあった蒲鉾を選び毎日食べる(実験動物の体重からヒトについての有効量を計算すると一日20?30g)ことを推奨したい』。










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